海苔の基本サイズや正しい保存方法について
基本サイズ~
正しい保存方法
BASIC SIZE ~
PRESERVATION MRTHOD
毎日の食卓やスーパーなどの売り場で見慣れているはずなのに、
意外に知られていない海苔の大きさや単位。
ここでは、海苔の基本知識をお教えします。
海苔の基礎講座 01
海苔の基本サイズ
海苔1枚(全型)のサイズは、原則としてタテ21×ヨコ19cmです。
昭和40年代に、このサイズに全国統一されました。それ以前は、大判や小判など、
各産地で海苔のサイズはマチマチだったようです。
最近では、各メーカーが食べやすい大きさにあらかじめカットした
“おにぎり用”“手巻き用”“おかず用”などのサイズも登場しています。
用途にあわせて、お選びください。
※海苔のサイズは、製造課程において若干の誤差があります。
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全型
タテ21センチ×ヨコ19センチの基本サイズ。
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半切
全型を半分に切った大きさ。
ヨコに切る場合と、タテに切る場合がある。
手まき用の海苔など。 -
3切
全型を3等分に切った大きさ。
おにぎり用など。 -
4切
全型の4分の1サイズ。図のように十字に切る場合と、タテ4等分にする場合がある。
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6切
全型の6分の1サイズ。いろいろな料理に使いやすい大きさ。
ミニ手まきやプチおにぎりにもぴったり。 -
8切
全型の8分の1サイズ。おもに、おかず用の海苔として販売されている。
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12切
全型の12分の1サイズ。旅館やホテルなどの朝食に登場するのは、このサイズが多い。
海苔の表裏
ツルツルしている面が表
ザラザラしている面が裏
海苔には、表と裏があることを知ってるかな?
ツルツルしている面が表、ザラザラしている面が裏だよ。
のりまきや手まきずしをつくるときは、ザラザラしている面にごはんをのせてまくと、きれいにできるよ!
海苔の基礎講座 02
海苔の単位
海苔は、10枚が1単位です。
10枚を束ねた海苔は「1帖」という単位で表わします。
海苔の単位は「1帖=10枚」と覚えてください。
海苔の基礎講座 03
海苔の旬
海苔にも旬があります
1年中、市場に出回っている海苔ですが、海苔は海の天産物です。魚に旬があるように、海苔にも旬があります。海苔は11月頃から摘み取りが始まり、4月中旬(一部の産地では5月上旬)まで続きます。
11月頃、各産地で一番最初に摘み採られた海苔は「一番摘み」「初摘み」と呼ばれ、やわらかく、香り高い風味が特徴です。
ぜひ、ご賞味ください。生産について詳しくは、海苔のできるまでをごらんください。
海苔の基礎講座 04
海苔の正しい保存方法
海苔は湿気ると風味がおちてしまうので、密封して保存する必要があります。
購入した海苔の袋にチャックが付いているならその袋のまま保存するのがベストです。購入した海苔にチャックが無ければ海苔専用のアルミチャック付き保存袋に移し替えると良いでしょう。直射日光、高温多湿を避ければ6ヵ月程度は常温で保存できます。
フタの開閉が容易な密封容器(キャニスター、フードコンテナなど)に、海苔商品に同封されていた乾燥剤と一緒に入れます。あらかじめ使い易い大きさに切って入れておくと便利です。環境にもよりますが、卓上や台所に置いても3ヵ月程度はおいしく召し上がれます。ただし、海苔を容器から取り出したらすぐにフタを閉め、風味が落ちないうちに、なるべく早くお召し上がり下さい。
海苔は開封したらできるだけ早く食べきることが一番の美味しい食べ方です。
※乾燥剤は吸湿して膨らんできたら、お取り替えのサインです。