海苔のタネ(胞子)を作る
 春、海苔の葉体が成熟し、その先端からオス・メスのある有性胞子が放出されます。その有性胞子が接合し、果胞子になります。この果胞子はかき殻にもぐりこみます。
かき殻にもぐりこんだ果胞子はその殻の中で糸状体になって成長します。 糸状体とは、読んで字の如く胞子が糸状の形になることをいい、海苔のタネ(胞子)は、夏の間、“糸状体”となって過ごします。夏の海では海苔が見られないのは、貝殻のなかにもぐり込んでしまっているからなんです。
 海苔の養殖は、まず、かき殻に糸状体をもぐりこませることから始まります。
海苔は海藻の仲間なので、糸状体も光合成をして栄養(窒素、リン)を吸収します。ですから、カキ殻糸状体を育てるとき、海苔が病気や栄養不足にならないように、海苔の健康管理に十分気をつけます。真っ白だったかき殻が徐々に海苔の胞子(黒い斑点)が現れ、約3カ月で写真2のように真っ黒になります。


カキ殻(5月〜8月) (写真1. 5月〜8月)
5月頃になると、真っ白いカキ殻に少しずつ胞子の黒い斑点が現れはじめます。
カキ殻(8月頃) 顕微鏡写真
(写真2. 8月頃)
海苔のタネ(胞子)は、カキ殻の石灰質を溶かして生長します。約3カ月で真っ白だったカキ殻は、こんなに真っ黒に海苔のタネで覆われます。
(写真3)
写真2の時の海苔の胞子を顕微鏡で見ると、こんな感じです。
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