海苔網(あみ)に海苔のタネをつけることを「採苗(さいびょう)」という。

(うみ)の温度(おんど)が下(さ)がると、成長(せいちょう)した糸状体(しじょうたい)は分裂(ぶんれつ)して殻胞子(かくほうし)を放出(ほうしゅつ)する。この殻胞子(かくほうし)が海苔のタネになる。採苗(さいびょう)には、大きな水槽(すいそう)にかき殻(がら)糸状体(しじょうたい)を入(い)れて、その上(うえ)の水車(すいしゃ)に網(あみ)を張(は)り回転(かいてん)してタネ付けする陸上採苗(りくじょうさいびょう)と“落下傘(らっかさん)”と呼ばれる袋(ふくろ)にかき殻(がら)糸状体(しじょうたい)を入れて海苔網(あみ)につるす海上採苗(かいじょうさいびょう)の2つの方法(ほうほう)がある。